宗教によってこんなにも違う!宗教別の葬儀作法の違いについて
宗派によって、唱言や焼香の回数など様々な作法が異なります。今回、宗派別の作法をご紹介しておりますので、喪主の方は勿論、参列される方も是非ご参考にしてください。
「焼香の回数は何回が正しいの?」とよく聞かれることがありますが、実は、宗教・宗派によって作法が異なります。
今回、宗派別に作法をまとめておりますので、ご参考にして頂ければと思います。
■唱言
・真言宗:南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)
・天台宗:南無阿弥陀佛(なむあみだぶつ)
・臨済宗:南無釈迦無尼佛(なむしゃかむにぶつ)
・曹洞宗:南無釈迦無尼佛(なむしゃかむにぶつ)
・黄檗宗:南無釈迦無尼佛(なむしゃかむにぶつ)
・浄土宗:南無阿弥陀佛(なむあみだぶつ)
・浄土真宗(西本願寺):南無阿弥陀佛(なむあみだぶつ)
・浄土真宗(東本願寺):南無阿弥陀佛 (なむあみだぶつ)
・日蓮宗:南無妙法蓮華経 (なむみょうほうれんげきょう)
・日蓮正宗:南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)
・友人葬(学会): 南無妙法蓮華経 (なむみょうほうれんげきょう)
・神社神道 :-
・天理教 :-
・金光教 :-
・キリスト教(カトリック):-
・キリスト教(プロテスタント):-
■焼香の作法
・真言宗:香をいただき3回
・天台宗:香をいただき1~3回
・臨済宗:香をいただき3回
・曹洞宗:いただいて1回、いただかず1回 計2回
・黄檗宗:香をいただき3回
・浄土宗:香をいただき3回
・浄土真宗(西本願寺):1回
・浄土真宗(東本願寺):2回
・日蓮宗 :香をいただき3回
・日蓮正宗 :香をいただき3回
・友人葬(学会):香をいただき3回
・神社神道:玉串を捧げる
・天理教:玉串を捧げる
・金光教:玉串を捧げる
・キリスト教(カトリック):献花する
・キリスト教(プロテスタント):献花する
※香をいただくとは?
右手の親指・人差し指・中指の三本で抹香を少量つまみ、手を返して額の高さまでかかげることを言います。
焼香の回数は、会葬者の人数によって、お寺様から回数変更の指示がある場合もございます。
他にも、宗派によって御礼料の表書きの書き方なども変わります。
■最後に:お寺様・各派・地域によっては異なる場合があります
今回ご紹介した内容は、あくまで基本のものとなります。
詳しくは自身の宗派元にて、ご確認いただくことをおすすめ致します。